
マイクロ法人って、節税とかってイメージがあって、ちょっと難しそうな印象があるんですけど…

私自身、“家族の暮らし”を守るためにマイクロ法人を立ち上げました。今回は、そのリアルな体験をお話ししますね
このブログが役に立つ人
✔️子どもがいる家庭で、国民健康保険や年金の負担が気になっている方
✔️法人を作ってみたいけど、難しそうで踏み出せない方
✔️自分らしい働き方を目指している方
✔️一人で小さく法人を運営してみたい方
はじめに:私はなぜマイクロ法人を作ったのか?
私は長年サラリーマンとして働いてきましたが、子どもが3人いる中で、
「このまま国民健康保険と年金を払い続けていたら、家計がもたないかもしれない」
と感じたのが正直なきっかけです。
当時、個人事業主として働き始めており、保険料だけで月に約7万円、年間84万円近くの負担がありました。
そこで出会ったのが、「マイクロ法人」という選択肢でした。
法人を作って社会保険に切り替えた結果
マイクロ法人を設立し、役員報酬を自分で調整して社会保険(健康保険+厚生年金)に加入したところ、
月23,000円、年間約27万6,000円の支払いに抑えることができました。

同じ制度の中でも、どう使うかによってここまで差が出ます

これは大きな違いですね!
社会保険料を月23,000円に抑える仕組みとは?
私がとった方法は、役員報酬を月45,000円に設定することでした。
この金額にすると、年間で540,000円となり、給与所得控除(55万円)以内に収まるので課税所得がゼロになります。
その結果、社会保険料も最小限で済みます。

報酬ってそんなふうに設計できるんですね

はい。設計の自由度が高いのがマイクロ法人の特徴です
株式会社か合同会社か?私は1〜2ヶ月悩みました
私は最終的に株式会社を選びましたが、
実際には「合同会社にするかどうか」で1〜2ヶ月ほど悩みました。
決め手のひとつは、子どもに「パパはどんな仕事をしてるの?」と聞かれたときに、
「代表取締役」と名乗れることに安心感を覚えたからです。

長くサラリーマンをやってきた私にとって、肩書きに反応してしまったのかもしれませんね
でも、名刺を渡す場面もほとんどなく、今では合同会社でよかったかもしれないと思っています。
✔️設立費用が安い
✔️制度上は株式会社とほぼ同じ
✔️管理がシンプル
✔️「代表」として名乗れる十分な肩書きもある
法人口座はネット銀行で開設|私は住信SBIを選びました
法人口座を開設する際、実績がなかった私は楽天銀行で審査に落ちてしまいました。
最終的には、住信SBIネット銀行でスムーズに開設できました。

ネット銀行でも法人の口座は作れるんですね

むしろ小規模法人にこそ合っていると感じています
社会保険料の支払いは現在は手動。今後は自動引き落としへ
現在は、社会保険事務所から毎月送られてくる納付書に従って、楽天銀行から手動で支払いをしています。
この作業が少し手間に感じているため、今後はゆうちょ銀行などの自動引き落とし対応口座に切り替える予定です。
法人にはお金もかかりますが、トータルではプラスです
法人を設立するには、当然ながら初期費用もかかります。
私は行政書士さんにお願いし、登録免許税などを含めて約28万円の費用がかかりました。
さらに、運営していく中でも以下のようなコストがかかっています。
ですが、社会保険料の差額が年間56万円あるため、
初期費用も1〜2年で回収でき、以降は安定して“プラス”が出る仕組みになっています。

法人=コストが高いと思われがちですが、制度を理解して活用すれば、実はメリットの方が大きいのです
私がマイクロ法人を作った“本音”
私がマイクロ法人を作ったのは、社会保険料を生活に合った形に調整したかったからです。
会社を大きくしようという考えは特になく、まずは家族との生活を守ることを一番に考えました。
とはいえ、もしこの仕組みの中で事業が育つようであれば、そのときは制度に則ってしっかり納税し、
世の中に還元できるようにしていきたいとも思っています。
その思いもあり、定款には「インターネット事業(ブログ)」を入れておきました。
ブログなどで経験を発信し、どこかの誰かの参考になれば、それもまた嬉しいことだと感じています。
まとめ|“制度を使う側”としての選択
マイクロ法人は、会社を大きくする人のためだけのものではありません。
私のように、「生活を守るため」「社会保険の負担を見直したい」という現実的な目的でも、しっかりと活用できる仕組みです。

自分に合った制度を、正しく使って暮らしていく。そんな選択肢がもっと広まれば嬉しいです

今日のお話、すごく現実的で参考になりました!
※マイクロ法人の作り方(参考にした動画)